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松山、連日の66で首位浮上

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松山、連日の66で首位浮上

◆米男子プロゴルフツアー 現代自動車チャンピオンズ第3日(11日・米ハワイ州カパルア・プランテーションC)

 松山英樹(22)=LEXUS=が日本人初のエリート大会Vへ王手をかけた。5位で出ると8バーディー、1ボギーで連日のベストスコア66をマークし、 通算17アンダーでツアー3勝のジミー・ウォーカー(米国)と並んで首位に立った。今季の課題に挙げたショートゲームが好調。昨季のメモリアルトーナメン トに続く2勝目を挙げ、日本人では丸山茂樹以来2人目の複数回ウィナーになる。

 松山は素振りを繰り返し、イメージを膨らませた。18番パー5。右ラフからの46ヤードの第3打。ウエッジでグリーン手前に落として転がしたアプローチ は、一筋だけカップ右を抜けた。イーグル寸前の一打に沸くギャラリーに、右手を挙げて応えた。連日の8バーディーを奪い「しっかりとチャンスをものにでき た」。大会前に課題に挙げていたショートゲームが光った。

 風向きが前日から逆に変わっても、ショートアイアンの切れとパットの好調を維持した。「ショットのスコア貢献度」は3日間通じて全体のトップ。グリーン 上でも存在感を発揮し、この日は全選手の中で最少の26パット。「いい感じでストロークできている。ショットは微妙な感じだけど」とニコリと笑った。

 昨年の優勝者だけが集まるエリート大会で、初出場ながら日本人初の優勝が見えてきた。海沿いで風が強くアップダウンは激しい。グリーンの起伏も大きく経 験者が有利とされる。同コースで開催されるようになった99年以降、“デビュー組”の優勝は3人だけ。「グリーンが広いし、コース自体が広いので、リラッ クスして打てている。景色もきれいなので好き」。松山に過剰な意識はない。

 首位で最終日を迎えるのは昨年5月のクラウンプラザ招待以来2度目。同大会では10位に終わったが、その翌週に初優勝を挙げた。「あの頃よりずっとゴル フの状態がいい」と自信を見せる。初優勝以降は自分を追い込みすぎて苦しんだ。当時と比べて「ボギーを打つと引きずっていたけど、今はリラックスできてい る。明日もナーバスにならずに前向きにやっていきたい」。4連続バーディーがかかった16番の3メートルのパットはわずかに左へそれたが、白い歯を見せて 笑い飛ばす余裕もあった。

 海外の記者に囲まれても、通訳の助けを借りながら堂々と言葉を紡いだ。「苦手なことも徐々に慣れてくる」。メディア対応でも昨年とは明らかに違う表情を 見せている。「自分のペースを崩さずに。バックナインでチャンスがあれば狙っていきたい」。ゼクシオ72度目の最終日最終組。松山が王者のなかの王者になる。

 ◆松山の記録メモ
 ▼大会日本人初V 日本人3人目の参戦。過去の日本人の成績は丸山茂樹が02年22位、03年25位、04年15位。今田竜二は09年18位。
 ▼複数回V 日本人で米ツアーを制したのは松山を含めて4人。丸山茂樹は01年グレーター・ミルウォーキー・オープン、02年ベリゾン・バイロンネルソ ン・クラシック、03年クライスラー・クラシックと3年連続で勝利。青木功は83年ハワイアン・オープン、今田竜二は08年AT&Tクラシックで優勝。
 ▼首位で最終日 米ツアーでは2度目。昨季のクラウンプラザ招待は最終日に3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71と崩れ3打差の10位。日本ツ アーでは4勝1敗。13年ダイヤモンドカップ、フジサンケイクラシック、カシオワールド、14年ダンロップフェニックスで優勝。13年日本プロ選手権は2 位に敗れた。

 ◆現代自動車チャンピオンズ 1953年にトーナメント・オブ・チャンピオンズとして始まる。毎年1月に行われ、前年のツアー優勝者のみに出場資格が与 えられる。68年までラスベガス、69年から98年はサンディエゴで開催され、99年に現在のプランテーションCへ移った。同コースでの初参戦優勝は99 年デービッド・デュバル(米国)、02年セルヒオ・ガルシア(スペイン)、08年ダニエル・チョプラ(スウェーデン)の3人だけ。


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