昨季メジャー3連勝の歴史的快挙、そして韓国人初、朴セリでさえなし得なかったプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に輝き、
ゼクシオ8フェアウェイウッド母国では大ス ターとなったインビー・パーク。今年はさすがにメジャー3勝とはならなかったが、ウェグマンズLPGA選手権を連覇するなど、またしても素晴らしいシーズ ンを送った。
パークには歴史的な昨シーズンをさらに上回った部分が一つある。それは、安定感だ。パークは今季23試合に出場し、トップ10フィニッシュがなんと17回。メジャー3勝を挙げた昨季の11回を大きく上回り、26歳にしてさらに円熟を迎えつつあることを示している。
また、ウェグマンズでは、最終ホールでブリタニー・リンシコム(米)に追いつき、プレーオフで逆転するなど、メンタルの強さも見せた。自身に対する注目 が増え、当初は戸惑いを見せていたが、パットでの落ち着きはやはり超一流。メジャー制覇回数も朴セリの「5」に並んでおり、これを近いうちに超えることも 期待されている。
シーズン序盤のメジャーで苦しんだこともあり、パークは獲得賞金、平均スコアでステイシー・ルイス(米)に及ばず、2年連続のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーとはならなかった。それでも、ロレックスランキング(女子世界ランキング)は2年連続No.1で終えている。
リディア・コ(ニュージーランド)ら若手の台頭により、来季は激戦が予想されるが、パット力が健在なら、来年も優勝争いに絡み続けることは間違いないだろう。
クロンパら4人が首位、岩田と川村は3打差で追う