有村智恵、国内参戦3試合で「自信をつけたい」
<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇25日◇利府ゴルフ倶楽部(6,499ヤード·パー72)>
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国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」が明日26日に開幕。この試合には米ツアーを主戦場とする有村智恵が参戦する。
有村は4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」以来となる国内女子ツアー出場。米ツアーでは賞金ランク106位とアジアシリーズの出場権はなく、80位までの選手までに与えられる来季のシード権獲得はかなり難しい状況で、Qスクール(予選会)に回る予定。この大会では「米ツアー開幕にいかに良い状態で入れれば」いうことを念頭に置いているという。
そのために、かねてより取り組んでいる「シンプルに考えるというか、イメージをしっかり作ってイメージ通りに打っていく」課題にこの大会では真正面から向き合うつもりだという。「ここ数ヶ月ぐらいスコアメイクを忘れてしまって。この3週間で自信をつけていきたいです」と不振は深刻。Qスクールの前に一刻でも早く自身のプレーを取り戻したいところだ。
有村はこれから「スタンレーレディス」まで国内ツアー3試合に出場。その後は11月の「伊藤園レディス」に出場し、12月頭のQスクールへ。「この3試合を終えた後に伊藤園まで休みをとって、伊藤園から2015年シーズンをスタートさせたいと思っています」と予定を立てている。
ゴルフクラブ通販日米共催の「ミズノレディス」は「この3試合の結果で出れたら出たい」と一応視野には入れている状態だ。
米ツアーには「すごく楽しくてあっという間の2年間、まだまだ足を踏み込んでやっと馴染んできたという感触。今はまったく帰ってくるという感覚はないです」とまだまだ挑戦していく意向だという有村。「日々、学ぶことがある。自分よりもこんなに努力している人たちがこんなにいるんだと刺激を受けています」。アメリカでは毎日が勉強、向上心の強い有村にはこれ以上ない舞台なのだろう。
その憧れのアメリカに挑戦を続けるためにも、まずは復調が急務。ここからの3週間で有村が“忘れてしまったもの”を取り返し、そしてこれまでの不振をバネに次のステージへの飛躍を目指す。