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<大相撲>鶴竜、覚悟の来日から12年

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<大相撲>鶴竜、覚悟の来日から12年

優しい心根を持ち、熱意を内に秘めた新しいタイプのモンゴル出身横綱が誕生する。大阪・ボディメーカーコロシアムで23日に千秋楽を迎えた大相撲春場所。大関・鶴竜(28)が14勝1敗で初優勝を飾り、綱取りを確実にした。モンゴル出身の横綱といえば、朝青龍(現役引退)や日馬富士ら荒々しい闘志を前面に押し出す印象が強いが、鶴竜は趣を異にしている。
千秋楽の朝、大阪市内にある井筒部屋宿舎。防犯上の理由で閉めきった入り口のシャッターを、稽古(けいこ)終わりの鶴竜が開けた。続けて、集まった報道陣の綱取り絡みの質問に丁寧に答える。場所中、そんな光景が繰り返された。(xxio7アイアン)

 角界の最高峰を目前にしたプレッシャーは想像以上に過酷だ。力士によっては「取材お断り」や二言、三言しか話さない場合もある。重圧を考慮すれば、むしろそれが当然と言える。鶴竜もシャッターを開けず、そのまま奥の宿舎に戻る手もあった。だが、鶴竜は違った。「みなさん仕事だから。(コメントを)何も取れなかったらね」。周囲へのきめ細かな気遣いができる人なのだ。

 一方で、人一倍の情熱も併せ持つ。少年時代、鶴竜はテレビで見た日本の国技に魅了された。母国で相撲部屋の選考会に参加するも落選。それでも諦めなかった。15歳の時、大学教授を務める父マンガラジャラブさん(56)の知人に入門嘆願の手紙を和訳してもらい、日本の相撲関係者に送って角界入りにこぎつけた。

 覚悟の来日から約12年半。モンゴルからこの日駆けつけた両親の前で悲願を達成した。賜杯を抱いても表情を崩さなかった鶴竜が、両親らが待つ支度部屋に帰ると、少し顔を緩めた。「自分のやりたいことをやれたのが一番」と父が言えば、鶴竜も「本当に相撲をやってきてよかった」。静かに、でも柔和な顔で喜びに浸った。




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