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かつての栄光から低迷、そして復活!

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かつての栄光から低迷、そして復活!

 1990年代に『リトル・マーメイド/人魚姫』『アラジン』『ライオン・キング』といった傑作アニメーションを連発したディズニー。その後、一時低迷したものの、2000年代後半から徐々に上向き、最新作『アナと雪の女王』はアカデミー賞長編アニメ賞を受賞したことに加え、アニメーション映画史上最大のヒットを記録し、ディズニーの完全復活を印象付けた。ここでは2000年代の復活の秘密を探る。大ヒットを記録した『リトル・マーメイド/人魚姫』が発表された1989年からの10年間は「ディズニー・ルネッサンス」と呼ばれるディズニーの黄金期。『アラジン』『ライオン・キング』など、ブロードウェイミュージカルのスタイルを大胆に取り入れた作品は次々にヒットを記録し、長編アニメーションの分野ではディズニーの一人勝ち状態だった。(ゼクシオ7アイアン

 だが2000年に入ると、思わぬ苦戦を強いられることになる。というのも、1995年にピクサーが発表した世界初の長編フルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』以降、アニメーション業界では手描きスタイルの2Dアニメーションから、フルCGへの3Dアニメーションへの移行が進んでいたが、ディズニーはその波に乗り遅れ、『トイ・ストーリー』シリーズのピクサー、『シュレック』などのドリームワークスの後塵を拝してしまったからだ。

 復活の兆しが見えたのは2006年、ディズニーがピクサーを買収し、ピクサー創設者の一人であるジョン・ラセターが、ディズニー・アニメーションのチーフ・クリエイティヴ・オフィサーに就任してからだった。1980年代にディズニーで働いていたラセターは古巣を徹底的に改革。とはいえ、当時創設から80年以上たっていたディズニーの伝統を軽んじるのではなく、ラセターはより伝統を重んじる路線にシフトした。(ゼクシオ8アイアン)

 その一つの象徴が、2009年の『プリンセスと魔法のキス』だ。ラセターは同作の製作にあたって、すでにディズニーを離れていた『リトル・マーメイド/人魚姫』『アラジン』のジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督を呼び戻しただけでなく、すでに撤退を表明していた2Dアニメーションでの作品制作を決定。結果、「ディズニー・ルネッサンス」時代の作品を思わせる同作は世界中で大ヒットを記録し、ディズニー復活ののろしとなった。

 その後も『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』といった作品を世に送り出したラセター体制下のディズニーは、2013年に最大のヒット作となる『アナと雪の女王』を発表する。同作は、ディズニーが得意とする童話原作作品であり、ミュージカルスタイルがふんだんに取り入れられていることからもわかるように、“ディズニーらしさ”=ディズニーの伝統を追求した作品となっている。温故知新を地で行くディズニー。その今後からは、まだまだ目が離せない。
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